someone's notebook

誰かさんの書いたジャポニカ学習帳

痴話喧嘩

「もしもし、梨恵?あれ、留守電かあ。」
もしかして、携帯をどこかに置いとるのかもしれん。
よし、お義母さんに電話してみよう。
「もしもし、ヨウコさん?あれ、ダメだ。。。」
「もしもし、笑みさん?あーあ、誰もつながらない。。。」

ふと時計を見ると午前9時だった。
なるほど、俺が遅めに起きたせいだ。
これはまずいぞ、仕事中に電話してしまったかもしれない。

妻は実家に帰っていて、私は不本意ながらも有給休暇を消化中だ。
それにしても、有給休暇を社員の自由で取らせてくれないだなんて、
うちの会社はヒドいなあ。

ええと、そうだ、メールしよう。
「ごめん、みんなに電話してしまった。謝っておいて下さい。」と。

よし、しょうがない。この腐ってるかようわからん椎茸は味噌汁の具から外そう。
ええと、小平の角上魚類で買ったアジの開きは絶品だ。
この煮干しも大きくて、よくダシが出る。うんうん、まいうー(^ ^)

トゥルルルルー、お、嫁からだ。
「はいはい」
「ちょっと!!!変な電話してこないでよ!!お母さんとかにも電話したでしょ!!」
「あー、ごめんごめん。ん?でもさ、お前、俺のメール見てねえだろ!」

ガチャン

あーあ、やっちゃった。
まあいつものことというか、朝のクソ忙しい時に非常識やったなあ。

それにしても、なんだか一方的な奴だなあ。


ところ変わって、我が家


「この紙をどうしろって?」
「代理人にFAXで送付してほしい。悪いけど、俺の腕ではあの調子の悪いFAXでは送信がうまくいかない。」
「これ、A3じゃない?うちではできないからコンビニにしてね。」
「いや、片面でいいよ。その赤丸がついているところさえ分かればいいらしい。」
「正式な書類でしょ?いいわ、お母さんがコンビニに行ってやっとくわ。」

私は、紙を手に取って内容を確認した。うん、やはり片面だけで十分そうだ。

「いいよ、俺は家のFAXで送ることを想定してお母さんに依頼したんだ。」
「送れないなら、半分に切ればA4サイズになる。」
「コンビニに行けばいいんでしょ!」
「口頭でもいいと言われてる。」
「ダメよ!半分に切るなんて!」

私は、母がムキになるので、仕方なくハサミと判子を持ってきた。

「この折り目の部分に判子を押す。これで半分に切ったとしても同一の紙と分かる。」
「そんなこと非常識よ!やめなさい!」
「そんな非常識だから会社をクビになるのよ!」

まあ、否定はしないというか、事実というか、常識外れではある。

よし、切ったろ。\/(^ ^)\/

「何を言い争ってる?」
「お父さん、ヤスが大切な書類をFAXで送るのにハサミで切ろうとしてるの。」
「何をしとる?ん?これは、あれか、弁護士に渡すものやな。どれどれ。」
「これは半分で十分や。もしもう半分が必要な場合は、その時にまた送ればいいだろう。」
「だって、、、」
「ここに大家の名前が入ってるし、必要なのは敷金から清掃代を引いた差額の部分だけや。」
「もし裏側やもう片方の部分に大切な情報があったらどうするの!1枚で送るべきよ!」

父はさっと裏側を確認し、一喝した。

「いらん!」

一瞬の沈黙の後に、母はそそくさと片付けを始めた、と思ったらコピーしようとしている。

「コピーして送りましょう。」

私は母の変わり身の早さに半ば呆れたが、すかさず「コンビニに行ってくるわ。」と返した。

帰り道にタバコを買った。

「ライター持ってないや、はい、百円。」
「ええよ」

おお、ラッキー (^ ^)\/


f:id:oklahomaok:20130718214727j:plain


母とは暫く口をきかないことにした。

「よく頭冷やして考えてみてくれ。俺は何を言われてもいいが、話が飛躍し過ぎや。」
「あんたもね!もうあたしと関わんないで!」

おーこわ。

親父曰く「お前のやり方が悪い」そうだ。はい、反省。

f:id:oklahomaok:20130718170328j:plain

僕は質問魔であり、頑な意志を持つ人間でもある。
しかし最近は柔軟というか臨機応変に対処することを覚えてきた。

The weak can never forgive. Forgiveness is the attribute of the strong.

許せないということは愚かだ。許せるということが賢明でしょう。

Fork me on GitHub